便宜抜歯について
便宜抜歯とは?
「便宜(べんぎ)」という言葉の意味を辞書で調べると「ある目的や必要なものにとって好都合なこと、便利が良いこと」とあります。
便宜(べんぎ)抜歯とは、その名の通り、便宜上歯を抜くことをいいます。 歯科治療では、虫歯や歯周病、親知らずの炎症など、様々な理由で歯を抜く場合があります。
便宜抜歯は、全体のかみ合わせや歯並びを良くするために健康な歯を抜くことをいいます。
便宜抜歯の第一の目的は、歯を並べるスペースの確保です。
対象となる歯は、見た目やかみ合わせに影響しにくい歯となります。一般的には、第一小臼歯という前から4番目の歯、もしくはその後ろの第二小臼歯が選ばれます。
当院では、多くの矯正歯科医院から紹介を受けている経験豊富な口腔外科医が院長として常時在籍しており、便宜抜歯のご予約が可能です。
他院で矯正治療中の患者様も気兼ねなく便宜抜歯、親知らず抜歯、埋伏歯の開窓術などご予約ください。
便宜抜歯は特に簡単と思われがちですが、低侵襲で抜くことで周りの骨へのダメージを減らし矯正治療がスムーズにいきます。
料金
1本あたり:税込み5,500円(麻酔・薬代込み) ※保険治療ではなく自費治療となります。
基本的には1度に2本の抜歯が可能です。
ご不安のある方などは、1度に抜歯する本数について、先生とご相談ください。
痛みや腫れについて
痛みの感じ方や麻酔の効き方には個人差がありますが、便宜抜歯の歯が小臼歯の場合、親知らずのような埋まった歯とは異なるため、痛みや腫れはほとんどありません。
抜歯は局所麻酔をして行います。
処置後1時間ほどで麻酔が切れてきますので、処方されたお薬は、用法・用量を守り必ずお飲みください。
便宜抜歯時の注意事項
処置後、ガーゼをかんでいただき圧迫止血を行います。この際に、しっかり圧迫していないと血が止まりにくくなります。
血の味が気になり、強いぶくぶくうがいをしてしまうと、血餅が取れて血が止まらなくなる可能性があります。
抜歯当日は、ご飲酒・激しい運動・長風呂などはお避けください。全身の血行が良くなり、再出血の原因になります。
他の矯正歯科医院様から、多くの便宜抜歯の紹介を受けております。他院で矯正治療を進められている患者様は、必ず紹介状(抜歯する歯が示されている書類)をお持ちください。